MYサロン 年中 T.K
「2人の子育てを通して」
我が家にはマイペースでおっとりした息子と、内気で甘えん坊の娘がいます。息子は山手幼稚園で年少から3年間お世話になり、現在は小学2年生。娘は「妹と一緒に通いたい」という当時年長のお兄ちゃんの希望もあり、にこにこ教室からお世話になって、現在は年中組。
何事も自分のペースで楽しみ、人見知りもほとんど無かった息子の入園時とは対照的に、娘をにこにこ教室に通わせることは、それはそれはドキドキしました。赤ちゃんの頃からよく泣き、人見知りをし、私の足元にぴったりとくっついて離れなかった娘。家族以外は敵だと言わんばかりに、警戒心がとても強く、人の多い公園で遊ぶことにも苦労しました。そんな娘が、私と離れてこの教室に通えるのだろうか。初めてのお友達や先生と楽しい経験が出来るのだろうかと、心配でたまりませんでした。
給食を一口も食べなかった日。泣き疲れて教室で寝てしまった日。幼稚園には行かない!!と泣き叫び、着せても着せても体操服を脱いだ日。いろんな日がありましたが、家に帰ると、教えてもらった歌や手遊びを楽しそうに披露してくれ、お友達の名前を話す日も増えました。泣かずに「いってきます」が出来る日も増えました。
あっという間の一年間で、気が付けば息子は卒園。娘は年少に入園。あの頃の心配はどこへやら、毎日本当に楽しいんだろうなぁという様子が伺える、年少の園生活でした。たくさんのお友達や先生方との関わりの中で、多くのことを学び楽しみ、時々我慢していたものが爆発するのか、家では些細なことで大泣きしたりワガママを言ってみたり。毎日あんなに私にぴったりとくっつき、お兄ちゃんとしか楽しく遊べなかった娘が、ぐんと成長したにこにこ教室から年少組の期間でした。今ではマイペースすぎる息子の方が、小学校で馴染めているだろうか授業中ボーッとしていないだろうか、また忘れ物してる!早く宿題しなさい!と心配ばかりの毎日です。 2人を子育てしていると、これからも悩みや心配事が尽きることはないだろうと思いますが、同時に成長を喜び感動することもまた、尽きないのだろうと感じます。毎日広い心で育児を楽しんで…なんて立派なお母さんには程遠いですが、心配しながら大きな声で怒ったりしながらも、子供たちと過ごす日々の中で、私自身も少しずつ成長してゆけますように。