2021/06/28

「一歩を踏み出す勇気」

MYサロン 年中 M・N

「一歩を踏み出す勇気」

にこにこ教室から通い始め、現在年中になる息子がいます。「年中になっても躍らない!!」と胸を張って言う息子に頭を抱える日々を送っていました。そんな息子が「運動会の練習で躍っているよ。」と言い、やる気になってくれたことに胸を撫で下ろしたのも束の間、先生から直立不動だと聞き唖然としました。理由を聞くと「恥ずかしいから」の一点張りです。私に色々聞かれるのが苦痛でやっていることにした息子の気持ちを考えると反省しかありませんでした。そこで羞恥心や緊張を和らげる為に、門に立つ先生に朝の挨拶をすることから始めました。驚くことに先生方皆さんが知って下さっていて「小さい声でもいいよ、ちゃんと聞いているからね。」「だんだん声が出てきたやん。」と息子と向き合って心から褒めて下さいました。運動会当日「ドキドキしてきた~。」と不安気に言う息子。いよいよ年中の演目が始まります。私は心の中で「決めのポーズだけでも頑張って!」と祈るような気持ちでいました。ところが今まで家でも躍ったことがない息子が、おしりをフリフリ、大きな声を出し手をピンと伸ばして動かしているではありませんか。年少の時、練習が嫌だと暴れて顔を引っ掻かれ、自転車の鍵を隠され、柱にしがみついて泣いていた息子が一歩前に踏み出せたのだ。と言葉では言い表せないくらい感動しました。息子がやる気になったきっかけは、朝の挨拶時の先生のご対応が心に響いて少しずつ自信がつき、前向きに取り組む気持ちが芽生えたのだと感じました。そしてみんなで一緒にすることの楽しさや大切さを感じたことは、大きな活力になったと思います。数日後「何もやらない方が恥ずかしいと思ってん…運動会だけな。」と言う息子(笑)まだまだ心配は尽きませんが「自分で出来た」「やり遂げた」という経験を積んで「もっとやりたい」「やってみよう」と逞しく成長してくれると信じています。今後も我が子の歩幅に合った成長を応援しつつ見守りながら、私自身も成長していきたいです。温かい言葉を掛けて下さった先生方や園で知り合えたお母様方、お友達、そして家族に心から感謝致します。コロナに負けず、子ども達が笑顔でのびのびと過ごせますように。